カメラ歴ってなんだろう
カメラ歴っていう言葉についてちょっと思うことがあって書く
趣味としてのカメラって20世紀の時点では今と比べるとマイナーなジャンルでした。
というのもフィルムカメラだったからたくさん撮るにはお金がかなりかかったし、フィルム時代はまだインターネットも普及する前の時代で見てもらう機会もあまりなかったから。撮った写真がすぐみられるというのはものすごい長所だったのです。
デジタルカメラとSNSの普及で一気に趣味のカメラというのが普及した。これは年代を問わずであり、現在70代だろうが、60代だろうが、50代だろうが、40代だろうが、趣味としてのカメラ歴を平均するとみんな同じくらいになる(最長で見ると年齢が高いほど長いでしょうけど)。
ところが、プライドが高いのか理由はよくわからないけど、残念な人もいて、年齢も年齢だから昔からやってたことにしようという人がちょこちょこいたりするのです。
キムタクのCMで買ってる人がいた時代は本当に多かったですね、SNSはmixiとかの時代でしたが、本当は買って半年なのに、年齢に応じて例えばカメラ歴30年とか称し、そうであるかのように語りたがるという。2010年前後にカメラ歴30年であれば1980年前後からですからフィルムについてそれなりに知識があるはず、ところがフィルムについて写ルンですくらいしかわからないだったら一瞬でばれるんですけどね・・・w。あと、リバーサルフィルムについて最近できた新製品?とか言ったらアウトですよ。Facebookでは最近でもそういう方を見ますし…。
当然ですけど、そういう人たちって、ご自身の自称のカメラ歴に応じた写真の技術を持ってないといけないと思ってるはずなんですよ。で、それに見合う写真をとれなかったら(そもそも経験がないから撮れる可能性は低いのですが)、どういう行動に出るのか…。
3/9に話題になったとある50代のストックフォトなどから落とした写真をLuminarで加工しただけなのに、自分で撮ったといっていた方、こういう人だったのかなぁと思ってしまったわけです。
趣味としてのカメラはデジタルになって(値段がこなれてから)急激に増えたことは事実なので、年齢関係なくそんなものだと思っていただけた方がいいんですけどね。